オフィスの省エネ対策・コスト削減を実現する「LED照明」

公開日:2019.6.24
更新日:2023.9.22

企業の未来とオフィス空間を明るく照らすLED照明

消費電力削減やオフィスのコスト削減を検討する際に、最も手軽に始められるのがLED照明の導入と考えられます。「イニシャルコストが高い」「今のオフィスのランプ交換に手間がかかる」といったお悩みを抱えるお客様に、LED照明導入のメリットをご紹介します。

LED照明導入のタイミング

照明業界を取り巻くイベント時系列

水銀に関する水俣条約

 平成25年10月10日、熊本県で開催された国連環境計画(UNEP)の外交会議で、水銀による汚染防止を目指した「水銀に関する水俣条約」が採択・署名されました。これにより、一般照明用の高圧水銀ランプ※(HPMV)については、水銀封入量に関係なく、製造・輸出または輸入の禁止期限が2020年となりました。

※メタルハライドランプや高圧ナトリウムランプなどは含みません。

「水銀に関する水俣条約」とは

水銀の一次採掘から貿易、水銀添加製品や製造工程での水銀利用、大気への排出や水・土壌への放出、水俣廃棄物に至るまで、水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める条約です。(※経済産業省HPより抜粋)

照明業界が抱える目標

 照明業界では、「エネルギー基本計画」(平成26年4月、経済産業省)の「高効率照明(例:LED照明、有機EL照明)については、2020年までにフロー(新設)で100%、2030年までにストック(既設)で100%の普及を目指す。」との目標と、日本照明器具工業会の「2020年にフロー(新設)の100%、ストック(既設)の50%をSSL照明(半導体照明)に置き換える」という目標を共有しています。既存光源メーカーはこれらの目標を勘案し、地球温暖化対策計画の中で政府目標として掲げている2030年CO2削減26%(2013年時点比)に寄与するため、LED化を継続的に推進し、より高効率なLED照明の開発・普及に注力しています。

 一部のメーカーでは既存光源の販売減少に伴い、蛍光灯照明器具の生産を終了・価格改定を行っています。この背景から、従来の照明が今後手に入りにくくなり、照明が切れた際のメンテナンスが困難になることが予想されています。

LED照明導入のメリット

LED照明は長寿命

白熱電球・蛍光灯・LED照明の寿命比較

 白熱電球は1,000〜2,000時間、蛍光灯は6,000~12,000時間の寿命と言われています。一方で、LED照明は40,000〜50,000時間と言われており、一般オフィスにおける寿命・点灯時間にして約10年と従来の照明とは桁違いに長持ちします。LEDは白熱電球や蛍光灯のように球切れするわけではなく、時間が経つとともに徐々に暗くなっていきます。先に挙げた寿命というのは、日本照明器具工業会の定めたところによると光束が初期値の70%に低下するまでの時間とされています。

 長寿命ということは照明交換の手間が軽減される、ということです。特に、大きな工場や倉庫の電球交換は相当手間のかかる作業となりますので、10年交換不要となれば照明交換のために人員を割くことも減ります。

電気料金の削減に貢献するLED照明

 蛍光灯や白熱電球と比べると、LED照明は高額です。イニシャルコストが高くなることから、LED導入に踏み出せないと考えている企業も少なくないかと思います。

LED照明交換前後の電気料金比較表

 ところで、LED照明の消費電力量は、一般的に白熱電球の1/4~1/5と言われているのはご存知でしょうか?加えて従来の照明器具はLED照明よりも寿命が短いです。LED照明の寿命を約10年とすると、その間に従来の照明は、約5回分の交換費用がかかる計算となります。これらを鑑みると、イニシャルコストは高くなりますが、長期的に考えると従来の照明を利用し続けるよりも、LED照明を導入する方がコストは少なくなるのです。

各施設の設備機器ごとに消費されるエネルギーの割合

 上記の図は各施設の設備機器ごとに消費されるエネルギーの割合です。オフィスから小売店舗、工場・倉庫、病院・介護施設とありますが、いずれも照明は全体のおよそ1/4を占めています。照明をLEDに変更することで、どの施設もコスト削減となるのです。

紫外線の発生が少ないLED照明

紫外線の発生が少ないLED照明

 暗い場所で点灯している水銀灯・蛍光灯に虫が集まっている、といった場面は誰しも一度は見かけたことがあるかと思います。実は従来の照明は紫外線を照射するため、虫を引き寄せてしまう性質があります。一方、市販されているLED照明の多くは紫外線をほとんど照射しません。このため虫は従来の照明よりも引き寄せず、清潔な環境が保ちやすいと言えます。

 また、従来の照明は照射し続けることで熱が発生します。この熱により、肉や魚、野菜等の生鮮食品が劣化してしまう恐れがありました。LED照明は従来の照明に比べて発熱しにくく、従来の照明で照射する時と比べて生鮮食品の劣化を気にする必要がありません。現在は、保存状態を厳密に管理する必要がある美術館や博物館でも重宝されています。

内田洋行のLED照明

 内田洋行は、全国各地のオフィス、工場、店舗、病院、学校、官公庁など、さまざまな施設にLED照明を多数導入しております。お客様の用途や目的にあわせたご提案から、調達・施工まで、高い品質でトータルサポートいたします。

直管型LED Rembrandt

直管型LED Rembrandt

業種を問わない万能型

 蛍光灯に近い、優しく広がる光を実現した新技術”Edge Driver”採用LED照明。蛍光灯と違和感のないLED化が可能です。

  • 費用対効果抜群の直管蛍光灯形とコンパクト管形LED照明ランプ
  • 業界最高クラスの高効率設計(フラッグシップモデルで190lm/Wを実現)
  • 直管形、コンパクト管形で豊富なラインナップ(サイズ、色、消費電力で様々なニーズに対応)
  • 電源部を内蔵しているので設置が容易
  • ポリカーボネート製カバーのため破損の危険性を低減
  • 紫外線/赤外線をほとんど含まない為、被照射物の退色や損傷リスクを低減
  • 出荷時全数検査、安心の長期保証

高天井型LEDランプ INFORMEX Nagoya

高天井型LEDランプ INFORMEX Nagoya

倉庫や工場など大きな施設向け

 倉庫や工場などで使用されている水銀灯をLEDに置き換えることで、省エネに貢献するだけでなく寿命40,000時間の長寿命化によりメンテナンス時の高所作業代を削減可能。

 あわせて、これまで困難だった瞬時点灯が可能で都度の電源入切による節電も可能なため、抜群の省エネ効果を発揮します。

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