Windows11登場!3つの特徴とサポート終了OSの取扱い解説

公開日:2021.10.05
更新日:2023.9.20

Windows11の特長をピックアップしてご紹介

Windows11は2021年10月5日に提供が開始されました。Windows10は2025年10月にサポート提供が終了するとされています。本記事では新しいWindows11の機能や、サポート終了OS利用のリスクなどを解説します。

Microsoftは、2021年6月25日0時(日本時間)に「What’s next for Windows」というオンラインイベントを開催し、新OS「Windows11」を正式発表しました。Windows11はデザインやシステムを一新する大型アップデートであるため、現行のWindows10の改良としてではなく、新しいWindows「11」を名乗ることとなりました。
新OSは2021年10月5日に提供が開始される予定です。

Windows11 3つの特徴

マルチタスク機能強化

マルチタスク機能強化

 例えば、Teamsでテレビ会議をしながらOneNoteでメモを取るなど、複数のアプリケーションを同時に利用する場面があります。このような複数のアプリを利用する場合に、複数のウィンドウを簡単に再配置できる便利な機能が追加されています。

 またドッキングステーションに追加のディスプレイが接続された際に、メイン以外のアプリケーションが外付けディスプレイ側に自動で移動する機能なども追加されます。

接続性の向上

接続性の向上

 新型コロナ感染拡大の影響で、オンラインでのコミュニケーションツールが注目されています。この状況を鑑み、Microsoftは一般ユーザー向けのMicrosoftアカウントで利用できるTeamsなどの提供を開始しています。

 また、既にTeamsに統合されているデスクトップシェア機能が、APIとしてMicrosoft以外のソフトウエアベンダーも利用できるようになります。これによりタスクバーからウィンドウを指定してそのアプリの表示をシェアすることが可能になります。

アクセス改善

アクセス改善

 既にWindows 10でもサポートされているデスクトップからの検索機能はフローティング表示になることでより使いやすくなり、さらに画面の左側からスワイプすることでウィジェットを呼び出し、タブレットやスマートフォンのように使うことが可能となります。

 Webブラウザ性能の強化もポイントの1つで、ChromeやOpera等のブラウザが高速化されます。なお、Microsoft Edgeは既に最新版で、スリープタブやスタートアップ ブーストなどによりCPUやメモリの消費を抑えてリソースが少ないPCでも快適で使えるようにしていて、性能も70%ほど改善されています。

Windows10のサポート提供はいつまで?

 Microsoftのサポートドキュメントによると、Windows10のサポート提供が2025年10月に終了するとされています。対象は「Home」「Pro」「Pro Education」「Pro for Workstations」の各エディションとのことです。Windowsユーザーは2020年1月のWindows7延長サポート終了時と同様に、いずれ11への移行を進めなければならなくなるでしょう。

サポート終了OSの使用継続リスク

世界の2020年8月~2021年8月の使用OSシェア

 米調査会社のNetMarketShareによると、世界の2020年8月~2021年8月の使用OSシェアはグラフの通りとなります。既にサポートが終了しているWindows7のユーザーが5人に1人程度いるという結果が出ています。サポート終了したOSは現在も使用することが出来ますが、継続して使用することで次のようなリスクがあります。

参考:NetMarketShareより(2020年8月-2021年8月)

セキュリティ

セキュリティ

 OSサポート終了以降は、一般的なセキュリティ更新プログラムを受け取ることができません。
ウイルス対策ソフトで対応出来ると考えられるかもしれませんが、ウイルス対策ソフトだけでは根本的な問題であるOSの脆弱性に対応することができません。特にOSの脆弱性を突かれる情報漏えいなどのセキュリティ事故を起こさないためにも、日頃からアップデートされるセキュリティ更新プログラムの適用は必要不可欠です。

周辺機器との互換性

周辺機器との互換性

 OSサポート終了以降、デバイスや周辺機器との互換性が徐々に失われていく可能性があります。
プリンタを利用する場面で考えてみましょう。パソコンとプリンタを繋げるために、ドライバーをインストールする必要があります。プリンタドライバーはOSのバージョンによってインストールする種類が分かれていることが多いです。この際、サポートが終了しているOSに対してインストールできるドライバーが用意されていない場合が多いのです。このように他の周辺機器との互換性についても、将来的になくなっていく可能性があります。

今後のWindows利用

 サポートが終了しているWindows7利用を今後も継続するのはデメリットが大きいです。OSの脆弱性を突かれるようなセキュリティ事件に発展する可能性が大いにありますので、利用継続されている方はお早めの更新を検討ください。

 WindowsOSの入れ替えについてご不安な点がございましたら、内田洋行ITソリューションズへお気軽にご相談ください。お問い合わせは下記フォームより承っております。

【参考】
・Microsoft「新しい Windows 11 OS へのアップグレード」:https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11

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